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GRとともに夜を徹して高知市内から室戸岬までの90kmを歩いた〜室戸貫歩2019〜

今年も行ってきました、高知大学の謎行事である室戸貫歩に。

室戸貫歩の簡単な説明は昨年書いたとおりです。

高知大学空手道部が自己の体力と精神力の鍛錬を目的に大学から室戸岬まで夜通し歩くというトレーニングを始めたのがきっかけです。それがやがて一般人も参加できる高知大学の名物イベントになってしまった。

自分の体力と精神力の限界に挑んできた〜室戸貫歩2018〜 - flumingo

高知大学朝倉キャンパスから高知県の東端の室戸岬まで歩くという常軌を逸したイベントなのですが、予定が空いている限り参加したので結局大学4年間で3回参加することができました。毎年、途中60km歩いたくらいで室戸貫歩に参加したことを後悔するのですが、また来てしまうのは何故なのでしょうね。その理由を探すのが1つ目的としてありました。ルート概要については去年のブログを参考にしていただくのが良いかと。

前回はiPhone SEで写真を撮りましたが、今年はRICOH GRIIがあるのでスナップしながら90kmを往きました。

 

室戸貫歩

愛媛より高速バスで高知に入り、JRに乗って高知大朝倉キャンパスがある朝倉駅に向かいます。

駅に着くと高知大ワンゲルの皆さんが出迎えてくれました。

室戸貫歩

例年の如くキャンパス近くの「秀」というお店で はまち丼 を頂きました。

高知大の合宿研修施設で早々と明日に備えて眠りに着きます。

 

室戸貫歩

翌日の8:30、集合場所には大勢の参加者が集結していました。説明や諸注意を聞いて9:00に出発です。

室戸貫歩

はじめの3kmほど走ってしまったので高知市内を抜けるのはあっという間でした。

室戸貫歩

毎年、途中にコスモス畑があって楽しませてくれます。

室戸貫歩

こういった感じの国道沿いをひたすら進みます。

室戸貫歩

毎年見てしまう謎建築物。

室戸貫歩

香南市にあるジェラート店でしばしの休息。

室戸貫歩

寒いなかですが美味しい。なんだかんだで室戸貫歩に来るたびに毎回食べましたね。高知市内から歩いてのみで3回行く香南市の店は私の人生でこれまでもこれからもこの店だけでしょう。

室戸貫歩

ここから1時間ほど速歩きすると太平洋に辿り着きます。

室戸貫歩

ジェラート店で合流した後輩は一眼レフ携帯で初めて室戸貫歩を挑むということでなかなか狂っています笑

彼はこの後にヤ・シィパークから前方にいた別の後輩2人を追いかけて走り去って行きました。

室戸貫歩

お遍路さんは我々とは逆方向に進んでいくみたいですね。

室戸貫歩

ヤ・シィパークに到着して昼ごはん。

室戸貫歩

超高級ドリンクのジョアを飲んで気分を上げます。

室戸貫歩

レストランもあったりとなかなか長時間寛げそうな場所ですが、30分以上居座ったことがない…

室戸貫歩

そそくさと出発してトンネルを越えます。

室戸貫歩

海岸に突き出したガラス張りの建物が毎年目に入りますが、SEA・HOUSEというカフェ・レストランらしいですね。面白い建物だからレンタカーでも借りて一度訪れたいのですが、おひとりさまだと流石にキツそう…

室戸貫歩

気分転換に自転車道に入り、ひたすら歩く。

室戸貫歩

横を土佐くろしお鉄道ごめんなはり線の車両が通ります。

室戸貫歩

実は自転車道もかつては土佐電気鉄道安芸線の廃線跡なのです。

室戸貫歩

この曲線と勾配が緩やかな感じや、

室戸貫歩

道幅がちょうど鉄道跡らしいですよね。

室戸貫歩

右手には相変わらずの太平洋。日がもうすぐ暮れるのでそろそろ見納めです。

室戸貫歩

草を絡めて構図を取り、秋らしさを…

室戸貫歩

遥か先に岬が見えますが、初心者は室戸岬だと勘違いしてしまいます。ここから見えるのはおそらく途中の休憩ポイントである羽根岬。羽根岬から室戸岬まではまだ20kmくらいあるので気が遠くなりそうです。

室戸貫歩

今回はmont-bellのマリポサトレールを履いています。GORE-TEXなので雨でも安心ですが、今回は雨は降らず。私が1回生で参加した雨の室戸貫歩に欲しいギアでした…

室戸貫歩

今年も犬が去年と同じ場所でお出迎え。首輪もついていますから野犬じゃなさそうなので安心です。

室戸貫歩

前左脚の関節が悪いのかずっとこんな感じでした。

室戸貫歩

太平洋の夕暮れは美しい…のですが室戸貫歩中の夕暮れは少し不安が滲みます。

室戸貫歩

しばらく歩くと日没を確認。暗くなってからが室戸貫歩なので気を引き締めて見届けます。

室戸貫歩

建機の影とマジックアワーが美しい。

室戸貫歩

安芸のコンビニで晩ご飯を食べて道の駅大山へ向かいます。

室戸貫歩

道の駅大山を越えるとしばらく真っ暗です。月の光が優しく道を照らしてくれます。

室戸貫歩

奈半利あたりでいつも応援してくれる室戸貫歩名物「ことしもいくぜ むろとへかんぽ」。いつも少し士気が下がった我々を鼓舞してくれます。

室戸貫歩

暗いので撮るものがなくて、電話ボックスを撮る。

室戸貫歩

星が綺麗だったのですが手持ちでは限界。真っ暗です。ザックにGRを置いて撮ればよかったと思ったのですが、そんな余裕もなく…

室戸貫歩

80km地点あたりで室戸市に進入します。ここから室戸岬まで20kmもあるなんて室戸市は広い。

室戸貫歩

羽根岬の休憩所に到着。今年は地元の婦人会の方々が行ってくれている炊き出しがなくて寂しい羽根岬でした。こんな深夜に炊き出しするのはなかなかキツいので仕方ないですね。

iPhoneでジャズを流しながら抹茶ラテを淹れてくれる簡易カフェ店員と化したサポーター。いつも手厚いサポート本当にありがたいです。

室戸貫歩

地獄の羽根岬 キラメッセ区間のはじまりはじまり。撮るものが自販機くらいしかない…

3回目でもこの区間は慣れず辛いですね。

キラメッセに到着するとまたサポーターから温かい飲み物をいただき、室戸岬へ向けて歩き出します。あと10kmちょいなのでもうすぐなはずなのですが脚が重くて遠くに感じます。痛みに嘆いててもゴールにはつかないので痛みは無視してとりあえず足を動かすのが室戸貫歩のコツです(?)

室戸貫歩

4:45。GRスナップのことは完全に忘れて気づくとゴールの室戸岬。今年は序盤に少し走ったり、羽根岬で炊き出しがなくて滞在時間が短かったり、ロキソニンで鎮痛したのもあって昨年より1時間近く到着しました。念願の92km20時間以内に踏破です。

室戸貫歩

サポーターの方にゴール地点休憩所まで送ってもらい、帰りのバスまで休みます。休憩所内は皆さん死んだように眠っています。昨年は6時前に到着して7時のバスに乗れたのですが、今年は5時前に到着したのにもかかわらず7時のバスに乗れませんでした。それだけ今年の参加者のペースが速かったということでしょうか。

室戸貫歩

9時のバスに乗車。高知大まで90kmあるのでバスでも2時間くらいかかります。ひたすら寝るとあっという間に2時間が溶けます。

室戸貫歩

高知大に戻ったあとの夜は出発前夜に はまち丼 をいただいた 秀 にてお寿司を頂いて祝杯をあげます。

私の大学ワンゲル部からは20人弱が参加したのですが、ほとんどが次の日が授業やテストなのでゴールした当日に愛媛へ帰って行きました。若いって素晴らしいですね。20を超えて21過ぎたあたりから老化を感じずにはいられない私にとっては信じられない体力です。

 

さて、冒頭述べた「毎回辛くて途中で後悔するのにもかかわらず、また室戸貫歩へ来てしまう理由」として最後に結論づけておきたいと思います。

まず、1つ目は出発時のカウントダウンからのスタート時に理由があります。周りの参加者も皆声を上げてスタートしていくこの瞬間の高揚感が忘れられなくなってクセになること。

つぎに、終わったあとに理由があります。ゴールをしたあとの色々な感情。それが祝杯をあげたあとには苦痛が体から抜け去って解放感と達成感だけが残ります。打ち上げあとに私は横にいた後輩にこう呟いてしまいました。

「いやー楽しかったね」

と。

2つ目は室戸貫歩は楽しいからという理由にでもしておきましょうか。

 

92kmまでの途中の道のりで特に初めての参加の場合は精神崩壊しそうな瞬間が訪れます。しかしそれを乗り切ってゴールしたことやリタイアしてしまった場合でも自分の限界を試したことが確かな自信に繋がり、人生イージーモードになります。意外と大人になると自己肯定感が得られにくくなるものですが、室戸貫歩に行くとたった1日足らずで圧倒的自己肯定感が生まれます。これは結構コスパ良いのでは…(たぶん違う)

皆さんも興味を持たれたら是非室戸貫歩に参加してみてください。

 

大学生活も最後ですが、定期的に自分の限界を試せるイベントに出会えて、そして最後の4年目の室戸貫歩にも参加できて幸せでした。毎回室戸貫歩に安心して参加できるのは高知大ワンゲル部の手厚いサポートのおかげです。本当にありがとうございました。

そして、この狂ったイベントが高知大生や近隣の大学生、住民にいつまでも愛されますように…

 

GPSログはYAMAPの方にに貼り付けておきます。

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