雨上がりの夜は街スナップがしたい
四国もついに梅雨入りし、雨の日が続くこの最近です。低気圧で調子が出ない人、外に出れなくて部屋にこもりがちになってる写真趣味の人も多いかと。
でもそんな中でも私は梅雨シーズンを楽しみにしていました。
なぜなら夜、雨の後の街スナップがとても楽しいからです。
雨上がりのアスファルトには街の灯りが反射していい感じになります。
例えば…
松山大街道ロープウェイ通りの古本屋
バスのライトに照らされるアスファルト
また水たまりのリフレクションも魅力的。
松山一の繁華街 大街道・二番町の入り口
あと、最近リコーイメージングのホームページでハードモノクロームについての記事を見かけました。
私が持っているPENTAX K-70はISO感度を最大102400まで上げれるのですが、ISO6400でノイズが目立ち始め、ISO12800を超えるとさすがに美しいとは言えなくなります。
なのでISO102400なんていつ使うんだとずっと思っていたのですが、この記事を見て初めて納得のいく使い方を知りました。
ISO上限を102400までめい一杯上げ、RAW+JPEG記録設定にし、デジタルフィルターをハードモノクロームにする。
RAW+JPEG記録設定によりRAWはカラーデータを持ってるまま、JPEGはハードモノクロームで弾き出されるのでRAW現像するとカラー写真も見ることができます。
またハードモノクロームにすることによりISO感度上昇によるノイズが、ハードモノクロームに映えるザラつきに見える…
これならシャッタースピードを1/100以上に設定してブレを気にすることなく夜スナップに打ち込めます。
ということで雨の日の夜スナップにハードモノクロームを取り入れてみました。
歩道のに反射した光のおかげでハードモノクロームに単調さがなくなります。
点字ブロックと横断歩道
コンビニと横断歩道
たまに「良い構図で撮らないと」と写真を撮るのがプレッシャーに感じることがあって、趣味なのに何でそんなに追い込まれないといけないのかと嫌気がさすことがありますが、こういう時に思い出すと良いのが、最近Twitterで見かけた「Photograph」の意味の考え方です。
日本では「Photograph」は「写真」に訳されてしまいますが、「真を写す」とは大層なことに感じてしまいます。正直カメラなんかで「真を写す」なんて出来っこないのでは? だから「写真」という訳は烏滸がましいと思っています。
本来「Photograph」とは Photo- 「光」 graph 「描かれたもの」、つまり「光で描かれたもの」です。だから「写真を撮る」と思わないで、「光を捉える」と思えば良いのです。
そんな感じで、色彩関係なくて構図に比較的左右されにくく、光によってのみ雰囲気が変わるハードモノクロームは撮ってて気が楽なのです。
被写体に注目してすかさず構図を組めるようになりたいけど、それで疲弊して写真が嫌いになっては本末転倒…
たまにはハードモノクロームで気楽に撮りつつ、のんびり上達していきたい。