PENTAXの「カスタムイメージ」を駆使する #6 室戸岬 編
四国の最果て 室戸岬へ行ってきたと前回の記事で書きましたが、このときもカスタムイメージを使いました。
夕方に到着したので、この時間はホワイトバランス「CTE」の出番です。
ホワイトバランス:CTE
カスタムイメージ:銀残し
波の飛沫を待って撮りました。波の色がカッコよく好きな色になっていて、やはり銀残しは良いなと。
ホワイトバランス:CTE
カスタムイメージ:銀残し
逆光で人物のシルエットが綺麗に出ます。
ホワイトバランス:CTE
カスタムイメージ:風景
広角で足元から写すという最近風景写真で流行りの撮り方をしてみました。
ホワイトバランス:CTE
カスタムイメージ:銀残し
今度は岩場に生えた植物のシルエットです。CTEは使いどころを考えさせられるホワイトバランスですが、これが生きると他のカメラメーカーにはなかなか出せない色が出ると思います(他メーカー製品をあまり使ったことがないのでたぶん思い込みです笑)。
そういえばリコーのマーケティング部門GMであるHiroki Sugahara氏へのインタビューでリコーはミラーレスに参入するつもりはなく、その理由として「一定数のミラーレスユーザーが1〜2年後にレフ機に戻ってくる」という見通しが挙げられています。
“Currently, mirrorless is a newcomer, so of course many users are very interested in the new systems, they want to use [them],” Ricoh marketing general manager Hiroki Sugahara tells Imaging Resource. “But after one or two years, some users who changed their system from DSLR to mirrorless come back to the DSLR again.”
まとめると、ミラーレス機は一時期の流行で、1、2年後にレフ機に戻ってくると。
ミラーレス機とレフ機のメリットについては
- ミラーレス機は撮影前にプレビューできるので、撮影にとても便利である。
- 光学ファインダーで実際の景色を見られるからこそ、レフ機はユーザーの創作が可能になる。
- 人々は光学ファインダーを通して美しい風景を見ることにより、露出レベル設定やホワイトバランス、ISO感度など、自分の写真をどのように創作できるかを考え、求めている写真を撮る方法を想像できる。
と述べられています。
“So the DSLR market is currently decreasing a little bit, but one year or two years or three years later, it will [begin] getting higher. […] [Photographers] have lenses for DSLR, so they can come back to DSLR easily. They can just buy a new DSLR body, and then they can easily come back to the DSLR system.”
現在、レフ機の市場規模は減少しているが、やがてユーザーはミラーレス機からレフ機に戻ってくるだろうと。そのとき彼らは新しい一眼レフ機を買うだろうと。
デジカメWatchの記事でも著者の方が
想像しながら撮るから、想像以上の作品にもなる
と述べられています。
また最近、PENTAXが新しい公式サイトを立ち上げました。説明書に載せきれないPENTAX機の機能や魅力について発信していくみたいです。これも1、2年後を見据えた種蒔きでしょうか。
そして100周年記念アクセサリーであるホットシューカバーが発売されますが、メーカーの想定以上の予約が入ったらしく、それだけユーザーの新型APS-Cフラッグシップへの期待が大きいということでしょうか。私もその一人でホットシューカバーを予約購入してしまいました。
さすがはPENTAX愛が深い八百富さん、ユーザーの気持ちを代弁してくれています。
昨晩、色々と中の人に連絡
— 八百富写真機店 (@yaotomicamera) September 21, 2019
「シューで5400円は高いと感じられるだろうから、簡単に完売しない」
が事前予想の大半だった模様。夕方になって異常値が出てるとの事で、週明けに実需の精査と配分の感じ
どうしてこんな反響が?と問われる。
「物じゃなくて、心意気と未来への期待値から」とお答えす pic.twitter.com/tEjIeGbdi2
ミラーレスに舵を切ったCanonやNikon、それについていくユーザーがレフ機に戻ってくるときにPENTAXを選択するかはわかりません。
しかし、発表されたKマウントデジタル一眼レフカメラやK-1 MarkⅡがその人たちの心を射止める製品になれば良いですね。
私は外観だけで新型機に魅了されてしまったので今からでもすぐ欲しいくらいです。来年への楽しみができてとても嬉しい…
続報に期待して日々写活を楽しんでいこうと思います。