Setouchi Snaps #7
竹原駅からフェリーに乗り、大崎上島へと向かう。
往復700円程度と最近の燃料事情を考えると良心的な値段だと思う。
みかん農園の中にある上組隧道を訪れる。手彫りで彫られており、寄付金を納めた村民の名前が石板に掘られトンネルの壁に埋められている。
木江の街を歩く。この情緒ある街並みは木江天満遊郭跡らしく、風待ち港で栄えた木江に来た船乗りで栄えたらしい。戦後には売春防止法により廃業し、衰退。その後は造船業が興った。
木江は木造の高層建築が多くあり、5階建のものも見られた。木造民家で5階建は全国でもここだけなのだとか。
今回の目的の一つである中ノ鼻灯台。
通行量が増加した瀬戸内海航路のバイパス航路として整備された。円形の囲障の中に立つ灯台の佇まいが愛らしい。
大崎上島名物、徳盛食堂の中華そば。
素朴な味で美味しい。これまで食べた中華そばで一番美味しいかもしれない。
またフェリーに乗り、島を去る。
竹原港に帰還。大崎上島はこのフェリーのみで本土と繋がっているため、重機を乗せたトレーラーや大型バスも乗っている。
竹原駅まで黄昏を歩く。
竹原のランドマーク的な存在の煙突が見える。
跨線橋から見える煙突を見ると何かホッとする。