カメラを買ってから三脚を買うまで
一眼レフを買って半年間経ってようやく三脚を買いました。半年間開けたのには理由があります。もちろん恥ずかしながら金欠だったからでもありますが、最大の理由が手持ち撮影の方が自由にカメラを扱えて構図を考えやすいからです。
YouTubeや書籍、写真が上手くてロジックを基に撮っている人のnoteやウェブページなどを見て読んで半年間少し勉強してみました。
Youtube
はじめにカメラの絞り、シャッタースピード、露出の扱い方すら分からなかったので基本中の基本を学ぶのにとてもお世話になったのが、デジタルハリウッドが運営してるYouTubeチャンネル「カメラの学校」です。ゆるい雰囲気でのんびり学べるので初心者にとてもオススメです。
書籍
定番中の定番である「ナショナルジオグラフィック プロの撮り方 シリーズ」の2つ
セールでKindle版が半額のタイミングでお得に買いました。
ナショナルジオグラフィック プロの撮り方 構図を極める (ナショナル・ジオグラフィック)
- 作者: ブライアン・ピーターソン,ナショナルジオグラフィック,関利枝子,武田正紀,倉田真木
- 出版社/メーカー: 日経ナショナルジオグラフィック社
- 発売日: 2013/11/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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まずは基本中の基本である構図を学びたくて最初の一冊はこれにしました。これに載っている構図を見ては試し撮り、また見ては試し撮りをすることを反復しています。被写体を見たら構図の候補が頭の中で自然に出るようになるまでこれは続けようと思います。
- 作者: ブライアン・ピーターソン,ナショナルジオグラフィック,武田正紀,関利枝子
- 出版社/メーカー: 日経ナショナルジオグラフィック社
- 発売日: 2013/02/21
- メディア: 単行本
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露出で写真のファーストインプレッションが決まるような気がしたので2冊目はこれにしました。これも同じように見ては試し撮りの反復です。
三脚購入〜Leofoto LS284C + LH30〜
軽くて登山でも使えてそれなりに剛性があるものを探しました。もちろん候補に上がるのはカーボン製三脚です。
それともちろんですが、カメラを取り付けてカメラの角度を調整する雲台もセットで探しました。
最初はgitzoのマウンテニア1型か2型の中古をメルカリで手に入れようと頑張っていましたが、もとが高価なので中古もお高いんですよね。学生にとってあまり現実的ではないないなと思い、他の候補を探すことにしました。
そんなときに発見したのがLeofotoというブランド。
これ実は中国メーカーなんですよね。10年前なら中国メーカーの時点で候補から消しましたが、近年の中国メーカーの急成長具合を見ると無視できなくなり、検討を続けました。
Leofoto の三脚は言っては悪いのですが、高級三脚RRS(Really Right Stuff)にとても似てるんですよね。それで一時期Twitterで話題になり、有名カメクラの人たちが「RRSのパクリだからよくない」とか「安くて手軽に使えて良い」とか賛否両論別れてました。4,5万円する三脚と雲台を安いと僕は流石に思えませんが、、、笑
このちょっとした騒動で「実際はLeofotoの三脚はRRSに見劣りしない性能だからこれだけ騒がれるのでは?」と思い出して一気に魅力的に思えてきて、お財布と相談した結果買ったのが
のセットです。
ふつーにカッコいいですね。雲台もアルミ削り出しで高級感あります。
全高は120cmです。
PENTAX K-70を装着。エントリー機レベルなら間違いなく安定します。
INPONの汎用L型プレートも購入しました。雲台でもカメラを縦にできますが、L型プレートがあるほうが自由度が高く便利です。
できる限りコンパクトにするためにセンターポールは備えられておらず、付属のポールを後付けすることで全高を伸ばすことができます。
ローポジションも確保できます。
三脚と雲代の比較(Leofoto,GITZO,RRS)
値段はすべてヨドバジのサイトを参考にしています(2019.2.15)
三脚
型番 | 耐荷重[kg] | 重量[g] | 全伸高[cm] | 伸高(センターポール下げ)[cm] | 最低高[cm] | 値段[¥] |
---|---|---|---|---|---|---|
Leofoto LS-284C | 10 | 1110 | 150.5 | 119 | 6.5 | 36,280 |
GITZO GT1542 | 10 | 1280 | 159 | 135 | 15 | 84,240 |
RRS TVC-24 MK2 | 18 | 1500 | 125 | - | 8.6 | 174,960 |
値段を見てもらうと分かりますが、圧倒的にLeofotoが安いですね。
また、RRSは1番耐荷重が低いものでも18kgと比較対象にすらなりませんでした。外見は似ていても中身は全然違います。
雲台
型番 | 耐荷重[kg] | 重量[g] | 値段[¥] |
---|---|---|---|
Leofoto LH-30 | 15 | 308 | 26,000 |
GITZO GH3382QD | 18 | 770 | 59,930 |
RRS BH-40LRⅡ | 8 | 486 | 75,600 |
作例
三脚を使えば手ブレがなくなるのでシャッタースピードを遅くすることができます。とくにその恩恵を感じられるのが夜景撮影です。
わざとぼかして丸ボケを楽しむのも都市夜景撮影の醍醐味だと思います。
道後温泉本館を上から長時間露光させました。車のライトが輝点の線を描いていて面白い写真になります。
長期改修に入った道後温泉本館ですが、「道後REBORN×火の鳥」というキャンペーンが行われていてライトアップを見ることができます。
スローシャッターで人がブレることによって人の動きを表現できます。また、個人を特定できなくなるのでSNSで使いやすいですね。
松山のパワースポットである白石の鼻・白石龍神社で風景写真を撮ってきました。風景写真で心がけることは、全てを鮮明に写すこと。なのでF22まで絞って撮っています。また、スローシャッターで波の動きが表現できます。
鮮明に捉えられるので波自体にスポットを当てても面白い写真になります。
三脚を買えば星空も写すことができます。松山市街地に近くて明るい松山総合公園で撮りましたが、そこそこの数の星が写っています。
今年こそは光害がないところで天の川を狙いたいですね。
朝日とまだ日が当たってないビルやマンションどちらも捉えられます。手持ちだと1/30は微ぶれするので朝日を撮るにも三脚があった方が安心です。
芝生の質感が出ていて最高ですね。清々しい朝の始まりを表現できました。
最後に
三脚を使うことによりカメラの性能を最大で発揮することができます。私は2つめのレンズを買うより先に三脚を買うことをお勧めします。鮮明な写真を撮れるので写真撮影の楽しみが広がること間違いなしです。
今回買った三脚は値段が張りますが、1万円以内の手頃な価格の三脚は多く存在します。まずは安い三脚を買って後々にグレードアップするのも1つの手です。エントリー層にこそ三脚購入はオススメです。
以上三脚購入のススメでした。