【前回】鉄道で訪ねる南予の旅 #2 大洲 編
15:35 伊予大洲 → 16:20 下灘 普通 松山行
大洲から下灘に向かいます。
車内はのんびりした雰囲気。
下灘駅に着くと予想通り沢山の人がいました。すこし混乱気味なくらいです。
線路に降りて撮る人もいて駅係員の方に注意されてました。下灘駅が観光スポットになってから久しい今、まだこのような非常識で危ない行為をする人がいるとは正直驚きです。そういう人に限ってクルマで来てJR四国に一銭も落とさず帰っていくのはザラにあるので複雑な気持ちになります。全国各地にもオーバーツーリズムの問題があるように、ここ下灘駅にも深刻な影響があるように思えました。
駅に作られた花壇には地元の方々が植えて大切に育ててくれたコスモスがありました。ここも花壇に入って花を踏み荒らす人がいたようで茎が折れた植物もいくつか見かけました。近くに行ってもそんなに撮れ高変わらないのに。望遠レンズやマクロレンズ、またはiPhone11 Proのような望遠レンズが付いたスマホを買おうね!
今年はコスモスをまだ観れてなかったのでとても良かったです。
撮って出しですが、やはりこういう被写体にはカスタムイメージ「ナチュラル」が合いますね。いつもPENTAXの色作りには驚かされます。
駅の乗客整理をしているJR四国の方に柵の外から駅とコスモスを合わせて撮るといいよと言われたので、柵の外に出てみます。
ズームレンズの望遠端までズームして出来るだけ柵に近づけると柵が消えるというテクニックがあるのでそれを使う時です!
やはり広角側にズームすると柵が写り込んでしまいますね。
まもなくお待ちかねの観光列車伊予灘ものがたりが入線してきます。
伊予灘ものがたりの乗客も相まって小さな駅に凄い数の人が集まって異様な光景です。
コスモスと合わせて撮ります。
10分ほど停車するので意外にもシャッターチャンスは多かったです。
夕焼けとともに撮られることが多いイメージがある伊予灘ものがたりですが、宵の始まりあたりのすこし暗くなったシチュエーションも幻想的で美しいですね。
駅のベンチはカップル特等席みたいになっています。私なんかは座るのがおこがましい雰囲気です笑
伊予灘ものがたりが出発するとクルマで来てる人は一気に帰って、次の列車で松山に戻る人だけが残るので少し閑散とします。
松山行きが出ると人は格段に減り、背景は真っ暗になるのでこれはこれで良い雰囲気です。
フリーパスなのでどうせなら伊予大洲経由で特急に乗って帰りたいと思います。まずは普通列車で伊予大洲まで向かいます。
伊予大洲駅に到着すると部活終わりの学生が乗り込んで来て予讃線非電化区間の日常を感じられました。
18:52 伊予大洲 → 19:28 松山 特急 宇和海26号 松山行
伊予大洲からは特急で一気に松山に帰ります。
普通電車の本数が少ないのもあって長距離になると特急を使うのは当たり前な路線なので、結構な人が特急に乗り込みました。
振り子式の特急列車はカーブをもろともせずに快速に走り、気づけば終点の松山駅です。
折り返して宇和島に向かう列車には南予に帰宅する人が乗り込んでいました。
もう少しすると高架駅に生まれ変わる松山駅。県庁所在地の駅らしさがないと言われる松山駅ですが、私はこの独特な雰囲気は結構好きでした。この雰囲気が失われるのは少し残念ですが、もちろん新しい駅には期待もあります。引き続き松山の玄関口のひとつになり、旅情溢れる駅になればいいなと願っています。