ディーゼルエンジンが唸る気動車に乗りたくなったので急遽予讃線に乗って南予の方へ出かけることにしました。
旅の始まりは松山駅。
自動改札化されていないけれど4年住んだら見慣れてしまった景色を通り過ぎると…
2000系の姿がありました。細かく言うと手前の1両はN2000系ですが笑
2700系増備に伴って2000系の引退が進み、予備車が少ない松山運転所に2000系、N2000系が集められ始めてるらしいですね。
今回はフリーパス「内子・大洲街並散策1日パス」を購入しました。エリア内なら特急と普通の自由席は乗り放題です。
06:48 松山 → 07:23 伊予大洲 特急 宇和海3号 宇和島行
まずは伊予大洲まで特急で行きます。
清々しい朝、銀色のステンレス車が映えます。
乗り込むと適度な暖房が効いてて心地よい。
朝日に照らされて軽快に走ります。振り子車なのでカーブも速度を落とすことなく突き進んでいきます。
内子からの盆地に入ると、天気予報は晴れなはずなのに辺り一面に霧でした。内子や大洲独特の雰囲気です。
大洲で下車して、後続の普通列車に乗り換えます。フリーパスのエリア外なので新しく切符を買いました。
07:52 伊予大洲 → 08:58 卯之町 普通 宇和島行
途中八幡浜で22分停車なので跨線橋から撮影。松山始発の伊予灘経由で走ってきたキハ185です。
車内は急行列車のようなクロスシート。これが普通列車と考えると至極豪華です。
相変わらずキハ185の車内はいつ乗っても暑いので冷たいお茶を買いました。一度、松山から宇和島までキハ185で行きましたが、暑すぎてほぼデッキにいました…
卯之町に着きました。愛媛県歴史文化博物館があるのでそこに行ってみましょう。
卯之町の街並みを観ながら向かいます。こういうローカルな雰囲気を味わうのは楽しい。
遊歩道で10分ほど登ります。
秋のかけらを見つけたり、
てきとーに望遠スナップしたりとカメラを持っていると飽きることはありません。
博物館につきました。一度は愛媛の歴史をざっと辿っておきたかったのです。
南予にあるのでどうしても影が薄いですが、常設展を含めて展示は素晴らしいものでした。こういうかつての大街道を実寸サイズで再現したりと凝ったものが多かったですね。
博物館の管理運営がいよてつ総合企画に委託されているからか、路面電車についても詳しく説明があり、昔の市内電車の再現もされていて面白かったです。
祭りの屋台も実寸サイズであり、迫力があります。
建物自体も開放感があってスナップするのも楽しい。
面と線が連なり、まるで愛媛の東京国際フォーラムです。常設展ではほとんど僕以外の人を見かけませんでした。これだけのものがあって勿体ない。もっと流行ればいいのに…
窓からは紅葉が見れたりといるだけで楽しい空間でした。
そろそろ列車の時間なので駅へ戻ります。
卯之町の街並みをじっくりと見物しながら戻ります。
そういや卯之町には開明学校もありましたが、また時間があるときに訪れたい。
お昼ご飯を食べるところが特になかったので大洲へ戻ります。
車両は主力のキハ54。国鉄民営化直前に経営難が予想されたJR北海道と四国を救済するために製造された車両です。
次回、大洲へ
鉄道で訪ねる南予の旅 #2 大洲編 に続きます。