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静寂の森へ…初冬の南予アルプス ー鹿のコル・鬼ヶ城山・八面山・三本杭 ピストンー

大学の研究室の先輩方たちと鬼ヶ城山系へ行ってきました。

鹿のコルまでレンタカーで行って登山口では既に文明の利器で標高を稼いだあとなので楽々ゆるふわ登山です。アプローチは国道320号線から黒尊スーパー林道なので途中は車道が狭いですが、鹿のコルには10台くらい安心して停められますね。スーパー林道も舗装はしている上にコンパクトカーでは通行に困るほどではありませんでした。注意点としては路面に転がっている落石に気をつけるくらいですね。

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行きは撮るのを忘れたのでこれは下山後に撮った写真となります。

鹿のコルから八面山方面を目指します。その奥にあるのが三本杭です。

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これも帰りに撮った写真。

右へ行くと鬼ヶ城、左はその巻道。

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前も鬼ヶ城山頂まで迷った記憶がありますが、今回もルートを見失い、ブッシュして復帰しました。早速ゆるふわ登山が消えてなくなりました。踏跡が少ないのでわかりにくいんですよね。YAMAPなどのGPSで確認しながら行くのをオススメします。鬼ヶ城山から先はゆるふわ登山なはずです。安心してください。

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上を見上げるとすっかり木の葉が落ちて冬景色。

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今回は新しく購入したDA★55mmF1.4の事実上の初陣でした。DA18-135mmF3.5-5.6と比べるとやはり解像感が違うかなと思ったりします。

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少し遠回りして鬼ヶ城山に到着。展望はそこまでよくないですね。

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新レンズを着けたK-70の様子。別にファーストインプレッションを書くつもりなので、ここでごちゃごちゃ書くのはやめておこう…

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温かい日が差し込み、少し秋らしくもあります。

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画角的に扱いが難しいレンズですが、こんな感じで光を見つけて気になる箇所を抜き取るという感じで使えばいいのかなと思ったり。

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鬼ヶ城から標高を落とすとなだらかな稜線の樹林帯となります。

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鬼ヶ城山から大久保山まではすぐ。山頂は樹木が少なく平たいので開放感があります。

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大久保山からは愛南町への眺望が素晴らしい。

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苔むした木の根に光が当たっています。こんなのを見るのが樹林帯山行の醍醐味ですね。

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このコースは「これ何の木?」クイズ看板が沢山あったので山行中の話のタネにでも是非…

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八面山頂上。周りにあるのは低木なのでいちおう周辺を眺めることは可能ではあります。

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八面山からもまだまだなだらかな道が続きます。

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紅葉のあと。

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あちらこちらに倒木があり、苔むしたものも多かったですね。

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倒木や切り株は苔や植物の新たな土台となっているみたいで、その自然界がサイクルしている様子には何か神秘性を感じずにはいられません。

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熊のコルを過ぎるとタルミまで急登があります。

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ガスってきましたね。頂上に行くとガスりがちですが、もう午後に差し掛かったので天気が変わるのも当たり前。山頂で晴れを見る可能性を上げるにはやっぱり午前中に登頂しないといけないですね。

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タルミは軽い霧の中でした。これはこれで幻想的なので好きです。

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ふと足元を見ると小さな庭があります。色がなくなっていく冬にはこういうものが鮮やかに見え、いっそう際立ちます。

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三本杭に差し掛かる頃にはますますガスってきました。

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本日の目的地である三本杭に到着。江戸時代幕藩体制のころの宇和島藩伊予吉田藩土佐藩の境目であったことから三本杭と言われているそうな。

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 三本杭もまた樹林が少なく開放的で気持ちのいい場所です。なはずです。もう少し風が収まっていたらね…

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ガスに囲まれて風も強いのでとりあえず熊のコルまで降りて昼食を取ることにしました。

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三本杭周辺は植物を食い荒らしてしまうシカの侵入を防ぐために柵の入り口が設置してありました。

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この季節はウィンドストップグローブをつけることが多いのですが、K-70は小柄な筐体の割にグリップが深く、各種ボタンやダイヤルも操作しやすい作りなので登山に適したカメラだとつくづく思います。

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サブ機のGRも軽量でかつ高画質なので登山向きではありますが、防塵防滴でないところが残念ではありますね。GRIIIの売れ行きが好調そうなのでGRIIIの防塵防滴ver.も作ったらそこそこ需要がありそうですが、GRIIIよりも少し大型になると、GRIIより小型化されたGRIIIに魅力を感じているユーザーが付いてくるかわからないというリスクはありますね。

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雲と山に挟まれた微量な明るい光が見えます。

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熊のコルに着いたので、定番昼ごはんのカレーメシをいただきます。

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お湯を入れて放置して混ぜるだけなのでとても楽でおいしい。

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また少し天気が好転して、向かいの尾根には日が当たる木が見えます。

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相変わらず自分らの上は雲。

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大久保山を巻き終わったあたりで見えた向かいの山には葉が落ちた多くの木の中に未だ紅葉した葉を残しているものもあってなかなか良い色彩です。

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微妙な曇りの日に魅力的なのが、この雲から山に光が差し込む景色。

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山肌が照らされ、しぶとくまだ紅葉している木がチラホラ見えます。

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鬼ヶ城山の巻道では小さな沢があり、これよりも寒くなって凍結をすると滑りそうで危険だなと思いました。巻道は滑落箇所が多いところがリスク。八面山から大久保、鬼ヶ城山にかけては稜線を行った方が無難そうです。

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親切にもこういうロープに沿って移動するロープの輪もありました。

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滑落しそうな巻道が落ち着くと天気もまた回復してきて林の中に光が差し込み、少し温かい雰囲気に戻りました。下山すると天気が好転するのはあるあるですね笑。

無事に下山し、「コンパス〜山と自然ネットワーク〜」に下山届を送信して山行は完了!

このあとも安全運転で無事松山まで帰還できました。レンタカーで登山に行くと最後まで気が抜けないですね。その点、六甲山が活動拠点だった中学・高校生の頃は楽でした。六甲山系ぐるっと一周に鉄道網がありますからね。車の運転はそこそこ好きなので何とかなってる感があります。

 

今回の山行でK-70で撮ったものは全てカスタムイメージ「フラット」で撮影してJPEG撮って出しになりました。「フラット」は後で見返しても飽きない色になっていてなかなか良いです。カメラ内現像してもいいかなと思いましたが、DA★55mmF1.4の描写力とカスタムイメージに十分満足してしまって面倒くさくなってやめました。

 

GPSログはYAMAPの方に貼り付けておきます。

yamap.com

鉄道で訪ねる南予の旅 #3 下灘駅 編

【前回】鉄道で訪ねる南予の旅 #2  大洲 編

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15:35 伊予大洲 → 16:20 下灘 普通 松山行

大洲から下灘に向かいます。

卯之町 大洲 下灘卯之町 大洲 下灘

車内はのんびりした雰囲気。

卯之町 大洲 下灘

灘駅に着くと予想通り沢山の人がいました。すこし混乱気味なくらいです。

線路に降りて撮る人もいて駅係員の方に注意されてました。下灘駅が観光スポットになってから久しい今、まだこのような非常識で危ない行為をする人がいるとは正直驚きです。そういう人に限ってクルマで来てJR四国に一銭も落とさず帰っていくのはザラにあるので複雑な気持ちになります。全国各地にもオーバーツーリズムの問題があるように、ここ下灘駅にも深刻な影響があるように思えました。

卯之町 大洲 下灘

駅に作られた花壇には地元の方々が植えて大切に育ててくれたコスモスがありました。ここも花壇に入って花を踏み荒らす人がいたようで茎が折れた植物もいくつか見かけました。近くに行ってもそんなに撮れ高変わらないのに。望遠レンズやマクロレンズ、またはiPhone11 Proのような望遠レンズが付いたスマホを買おうね!

下灘

今年はコスモスをまだ観れてなかったのでとても良かったです。

卯之町 大洲 下灘

撮って出しですが、やはりこういう被写体にはカスタムイメージ「ナチュラル」が合いますね。いつもPENTAXの色作りには驚かされます。

卯之町 大洲 下灘

駅の乗客整理をしているJR四国の方に柵の外から駅とコスモスを合わせて撮るといいよと言われたので、柵の外に出てみます。

卯之町 大洲 下灘

ズームレンズの望遠端までズームして出来るだけ柵に近づけると柵が消えるというテクニックがあるのでそれを使う時です!

卯之町 大洲 下灘

やはり広角側にズームすると柵が写り込んでしまいますね。

卯之町 大洲 下灘

まもなくお待ちかねの観光列車伊予灘ものがたりが入線してきます。

卯之町 大洲 下灘

伊予灘ものがたりの乗客も相まって小さな駅に凄い数の人が集まって異様な光景です。

卯之町 大洲 下灘

卯之町 大洲 下灘

コスモスと合わせて撮ります。

10分ほど停車するので意外にもシャッターチャンスは多かったです。

卯之町 大洲 下灘

夕焼けとともに撮られることが多いイメージがある伊予灘ものがたりですが、宵の始まりあたりのすこし暗くなったシチュエーションも幻想的で美しいですね。

卯之町 大洲 下灘

駅のベンチはカップル特等席みたいになっています。私なんかは座るのがおこがましい雰囲気です笑

伊予灘ものがたりが出発するとクルマで来てる人は一気に帰って、次の列車で松山に戻る人だけが残るので少し閑散とします。

卯之町 大洲 下灘

松山行きが出ると人は格段に減り、背景は真っ暗になるのでこれはこれで良い雰囲気です。

18:04 下灘 → 18:48 伊予大洲 普通 八幡浜

フリーパスなのでどうせなら伊予大洲経由で特急に乗って帰りたいと思います。まずは普通列車伊予大洲まで向かいます。

卯之町 大洲 下灘

伊予大洲駅に到着すると部活終わりの学生が乗り込んで来て予讃線非電化区間の日常を感じられました。

18:52 伊予大洲 → 19:28 松山 特急 宇和海26号 松山行

伊予大洲からは特急で一気に松山に帰ります。

卯之町 大洲 下灘

普通電車の本数が少ないのもあって長距離になると特急を使うのは当たり前な路線なので、結構な人が特急に乗り込みました。

振り子式の特急列車はカーブをもろともせずに快速に走り、気づけば終点の松山駅です。

卯之町 大洲 下灘

折り返して宇和島に向かう列車には南予に帰宅する人が乗り込んでいました。

卯之町 大洲 下灘

もう少しすると高架駅に生まれ変わる松山駅。県庁所在地の駅らしさがないと言われる松山駅ですが、私はこの独特な雰囲気は結構好きでした。この雰囲気が失われるのは少し残念ですが、もちろん新しい駅には期待もあります。引き続き松山の玄関口のひとつになり、旅情溢れる駅になればいいなと願っています。

卯之町 大洲 下灘

鉄道で訪ねる南予の旅 #2 大洲 編

【前回】鉄道で尋ねる南予の旅 #1  卯之町

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卯之町を離れて大洲へ向かいます。

12:51 卯之町 → 13:32 伊予大洲

伊予大洲駅に到着し、駅から中心街まで1.7kmくらいありますが、ワンゲラーの悪い癖でこれくらいだと歩いてしまいます。皆さん行かれる時はタクシーか駅横の観光案内所でレンタサイクルを使いましょう笑

卯之町 大洲 下灘

川を渡るときに大洲城が見えます。西日本豪雨から1年以上経ちますが、あの日の面影はもう薄いですね。2年くらい前に行った時と変わりはありません。

卯之町 大洲 下灘

小さな商店街を通って市役所の方へ向かいます。

卯之町 大洲 下灘

カフェ 羅り瑠れ櫓にお昼ご飯を食べにきました。

卯之町 大洲 下灘卯之町 大洲 下灘

和風ハンバーグ定食をいただきました。めっちゃ美味しい!

 

羅り瑠れ櫓(らりるれろ)

 

卯之町 大洲 下灘

大洲の代表的な通りで情緒溢れる おはなはん通り の方へ向かいます。

卯之町 大洲 下灘

行ったらめちゃくちゃ賑わっていました。

城下のまちびと-SHIROSHITA NO MACHIBITOというイベントが行われていたようです。

ozu-machibito.com

卯之町 大洲 下灘

各種露店が並び、お店の人は明治大正期にありそうなレトロでハイカラな服装の人ばかり。めちゃくちゃいい雰囲気でした。

卯之町 大洲 下灘卯之町 大洲 下灘卯之町 大洲 下灘

臥龍山荘の方までお店は連なり、どこもかしこも人で賑わっていました。

卯之町 大洲 下灘

卯之町 大洲 下灘

アート・クラフト・フードが三大テーマらしく、最近流行のハンドメイドを扱うお店が多かったように思えました。

卯之町 大洲 下灘

どこでもドアが置いてあったりとユーモアにも溢れています。

卯之町 大洲 下灘

そろそろ駅の方へ戻ります。もちろん帰りも徒歩です。後で調べてみたら同じ時間帯にレトロバスが運行してたらしく、せっかくなら乗ればよかったなと…

卯之町 大洲 下灘

家族連れやカップル、女性友達同士が多かったように思えます。望遠レンズと一眼レフをぶら下げた私は少し肩身が狭かったです笑笑

おそらくこの賑わいからすると来年も開催してそうな雰囲気なので、ぜひ大切な人や友人と行かれてみてはと思います。

15:35 伊予大洲 → 16:20 下灘

海が近い景色の綺麗な駅でお馴染みの下灘駅へ向かいます。

卯之町 大洲 下灘

やってきたのは「おさんぽなんよ」ラッピングのキハ54です。

 

次回、下灘駅

完結 鉄道で訪れる南予の旅 #3  下灘駅 編 へ続きます。

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鉄道で訪ねる南予の旅 #1 卯之町 編

ディーゼルエンジンが唸る気動車に乗りたくなったので急遽予讃線に乗って南予の方へ出かけることにしました。

卯之町 大洲 下灘

旅の始まりは松山駅

卯之町 大洲 下灘

自動改札化されていないけれど4年住んだら見慣れてしまった景色を通り過ぎると…

卯之町 大洲 下灘

2000系の姿がありました。細かく言うと手前の1両はN2000系ですが笑

2700系増備に伴って2000系の引退が進み、予備車が少ない松山運転所に2000系、N2000系が集められ始めてるらしいですね。

卯之町 大洲 下灘

今回はフリーパス「内子・大洲街並散策1日パス」を購入しました。エリア内なら特急と普通の自由席は乗り放題です。

www.jr-eki.com

06:48 松山 → 07:23 伊予大洲 特急 宇和海3号 宇和島

まずは伊予大洲まで特急で行きます。

卯之町 大洲 下灘

清々しい朝、銀色のステンレス車が映えます。

卯之町 大洲 下灘

乗り込むと適度な暖房が効いてて心地よい。

卯之町 大洲 下灘

朝日に照らされて軽快に走ります。振り子車なのでカーブも速度を落とすことなく突き進んでいきます。

卯之町 大洲 下灘

内子からの盆地に入ると、天気予報は晴れなはずなのに辺り一面に霧でした。内子や大洲独特の雰囲気です。

卯之町 大洲 下灘

大洲で下車して、後続の普通列車に乗り換えます。フリーパスのエリア外なので新しく切符を買いました。

07:52 伊予大洲 → 08:58 卯之町 普通 宇和島

伊予大洲からは卯之町に向かいます。

卯之町 大洲 下灘

途中八幡浜で22分停車なので跨線橋から撮影。松山始発の伊予灘経由で走ってきたキハ185です。

卯之町 大洲 下灘

予讃線非電化区間では珍しく2両固定編成です。

キハ185車内

車内は急行列車のようなクロスシート。これが普通列車と考えると至極豪華です。

卯之町 大洲 下灘

相変わらずキハ185の車内はいつ乗っても暑いので冷たいお茶を買いました。一度、松山から宇和島までキハ185で行きましたが、暑すぎてほぼデッキにいました…

卯之町 大洲 下灘

卯之町に着きました。愛媛県歴史文化博物館があるのでそこに行ってみましょう。

卯之町 大洲 下灘

卯之町の街並みを観ながら向かいます。こういうローカルな雰囲気を味わうのは楽しい。

卯之町 大洲 下灘

遊歩道で10分ほど登ります。

卯之町 大洲 下灘

秋のかけらを見つけたり、

卯之町 大洲 下灘

てきとーに望遠スナップしたりとカメラを持っていると飽きることはありません。

卯之町 大洲 下灘

博物館につきました。一度は愛媛の歴史をざっと辿っておきたかったのです。

卯之町 大洲 下灘

南予にあるのでどうしても影が薄いですが、常設展を含めて展示は素晴らしいものでした。こういうかつての大街道を実寸サイズで再現したりと凝ったものが多かったですね。

卯之町 大洲 下灘

博物館の管理運営がいよてつ総合企画に委託されているからか、路面電車についても詳しく説明があり、昔の市内電車の再現もされていて面白かったです。

卯之町 大洲 下灘

祭りの屋台も実寸サイズであり、迫力があります。

卯之町 大洲 下灘

建物自体も開放感があってスナップするのも楽しい。

卯之町 大洲 下灘

面と線が連なり、まるで愛媛の東京国際フォーラムです。常設展ではほとんど僕以外の人を見かけませんでした。これだけのものがあって勿体ない。もっと流行ればいいのに…

卯之町 大洲 下灘

窓からは紅葉が見れたりといるだけで楽しい空間でした。

そろそろ列車の時間なので駅へ戻ります。

卯之町 大洲 下灘

卯之町の街並みをじっくりと見物しながら戻ります。

卯之町 大洲 下灘卯之町 大洲 下灘

そういや卯之町には開明学校もありましたが、また時間があるときに訪れたい。

卯之町 大洲 下灘

12:51 卯之町 → 13:32 伊予大洲  普通 松山行

お昼ご飯を食べるところが特になかったので大洲へ戻ります。

卯之町 大洲 下灘

車両は主力のキハ54。国鉄民営化直前に経営難が予想されたJR北海道と四国を救済するために製造された車両です。

 

次回、大洲へ

鉄道で訪ねる南予の旅 #2  大洲編 に続きます。

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PENTAXの「カスタムイメージ」を駆使する #7 秋の大学キャンパス 編

忠実色を出すのを担うカスタムイメージ「鮮やか」「ナチュラル」「人物」「風景」のうち、今回は「ナチュラル」でカメラ内現像を行いました。

黄金の秋

ホワイトバランス:太陽光 WB±M1B2

カスタムイメージ:ナチュラ

わたしのなかで質感を大事にしたいときに「ナチュラル」は使いたいカスタムイメージの一つです。

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ホワイトバランス:太陽光 WB±M2B2

カスタムイメージ:ナチュラ

少し露出オーバー気味に現像しています。

冬はもうすぐ、そこに

ホワイトバランス:4300K WB±M3A3

カスタムイメージ:ナチュラ

少し冷え込んで最近はもうすぐそこに冬が迫っている感じがしますね。

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ホワイトバランス:5100K WB±M2B2

カスタムイメージ:ナチュラ

でも日差しが当たるところはまだまだ暖かい雰囲気の秋。

終焉

ホワイトバランス:5100K WB±M2B2

カスタムイメージ:ナチュラ

K-70は測距点が少ないのでこういうときはマニュアルフォーカスを使うのですが、これがなかなか落ち葉にフォーカスを合わせるのが大変で苦戦しました…

 

参考になるPENTAXオフィシャル記事です。

カメラの仕組みを知れば知るほど面白い。PENTAXはとくにその楽しさを教えてくれるカメラを作ってくれている気がします。

www.ricoh-imaging.co.jp

”瀬戸内海を楽しめる動く公園”こと 広島・呉・松山航路 新フェリー 「シーパセオ」 に乗船した

広島に行く用事があってフェリーに乗ろうとして松山観光港の岸壁に行くと、そこには見知らぬ船がありました…

シーパセオ

そういえば8月に風変わりなフェリーが広島・呉・松山航路に誕生したと何かのニュースかで見た気がしました。

setonaikaikisen.co.jp

名前は「シーパセオ」。「パセオ」はスペイン語で遊歩道という意味らしく、コンセプトは「瀬戸内海の移動を楽しむみんなの公園」です。

シーパセオ

乗船します。この航路の在来のフェリーではフェリーターミナルのデッキから一度タラップで岸壁に降りてもう一度タラップで船に乗り込むという無駄な動きをさせられていましたが、新造船では改善されてダイレクトにデッキから船へ繋がっていますね。

シーパセオ

KOAGARI(こあがり)エリア

入るといきなりフェリーらしからぬカーペット敷の座席があります。靴を脱いでグループで団らんできそうですね。

シーパセオ

フェリーに一般的な進行方向に向かって備えられる座席の横にセパレート空間がありました。

シーパセオ

OZASEKI(おざせき)エリア

こちらも靴を脱げるらしく、しかも椅子があるので一番くつろげそうな席ですよね。

シーパセオ

前には大きな窓があり、瀬戸内海の雄大なパノラマを楽しめます。窓ガラスに工夫を凝らしてるのか従来のフェリーと比べて景色が見やすい透過性があるような気がしました。

シーパセオ

船の中央部には売店がありますが、売店というよりカフェに見えます。とてもフェリーの中とは思えない良い雰囲気です。

シーパセオ

1人の時間を楽しめそうな海に面したカウンター席もありました。

シーパセオ

外に出てデッキに出ると気持ちいい日差しが溢れます。

シーパセオ

客室内に飽きたらベンチに座ると瀬戸内海の空気感じることができます。

シーパセオ

引き波のHANARE(はなれ)

最後尾にはまた別の区画がありました。

シーパセオ

靴を脱いで中に入るとカーペット敷の座席が並んでいました。

シーパセオ

ここから航跡を見ながらゆっくり時間を過ごすのも良さそうです。

シーパセオ

全体的にコンセントが多いフェリーですが、この区画にもあってびっくりしました。

シーパセオ

階段で上のデッキに上がりました。

シーパセオ

開放的なエリアが現れました。

シーパセオ

ここだけ切り取るとフェリーのデッキというより、まさに海に面した公園に見えますよね。

シーパセオ

しお風のガゼボ

あずま屋があり、潮風を感じながら瀬戸内海の景色を楽しめます。

シーパセオ

 あずま屋に座ってみる景色はこんな感じ。

うまく切り取れず、写真ではなかなかこのフェリーの魅力を伝えることは難しかったのですが、公式のブログには写真の撮り方があったので今から乗られる方は参考にされるといいと思います。

setonaikaikisen.co.jp

シーパセオ

散策しているうちに呉港の入り口である音戸の瀬戸に進入しようとしてます。ここを抜けると間もなく呉港に到着です。

シーパセオ

私は呉で下船。外から見てもフェリーとしては奇抜でもなかなか上品な塗装をしています。

シーパセオ

このあとシーパセオは広島の宇品港に向けて呉港を離れて行きました。

 

運行予定表が発表されているので晴れの日に狙って乗るのをオススメします。

setonaikaikisen.co.jp

来年の夏には二隻目も登場するらしく、瀬戸内海を楽しむ上での定番になるといいですね。

シーパセオ

晩秋の石鎚山へ

10月28日に母を連れて石鎚山に行ってきました。

レンタカーで土小屋まで行き、山行開始です。

なんだかんだでここ4年で5回以上は石鎚山に行き、運転も相当回数したので私の運転です。

晩秋の石鎚山

今回からGRIIを伴っての山行です。マクロモードで苔や植物に接写できるので山向きのカメラにもなるかもしれません。防塵防滴じゃないのだけは注意しなくてはいけませんけどね。

以下は道中に登山道の脇に見つけた秋のかけらです。

晩秋の石鎚山晩秋の石鎚山晩秋の石鎚山 晩秋の石鎚山 晩秋の石鎚山

私は手ブレ防止でF2.8開放で撮りましたが、よくよく考えるとシャッタースピード優先で1/100に設定してスナップするといいかもしれませんね。GRIIのデフォルト設定だと1/40が手ブレ限界みたいですが、私の撮り方だと1/40ではブレブレです。手振れ補正機構が付いたGRIIIが欲しくなってきた…

晩秋の石鎚山

 幸いにも晴れてくれたので快適な山行になりました。

晩秋の石鎚山

 二の鎖小屋前の鳥居まで来ました。鳥居に太陽の光が差し込んで神々しい。

晩秋の石鎚山

 終盤は階段の連続です。母はだいぶこれに堪えていました。

晩秋の石鎚山

 最後の木製の階段が始まればもうすぐゴールの弥山です。

晩秋の石鎚山

頂上社にて4年分のお礼をしました。4年間ほんとうに石鎚山系にはお世話になった気がします。学業でつらい時期もありましたが、何度石鎚山系でリフレッシュできたことか…しばらくは来れないような気がしますが、5年後、10年後にまた訪れたい場所です。

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今回は初めて頂上山荘の食堂でお昼を頂きました。石鎚チキンカレー(¥830)を注文。

晩秋の石鎚山

頂上の天狗岳へは母が怖がっていたので行きませんでした。個々で登山の楽しみ方は違うので致し方なし。

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弥山からの眺望で素晴らしいのは、二ノ森・堂ヶ森方面へ連なる稜線です。ニノ森から来る登山道の他に面河渓から来る登山道もあります。どちらにも愛媛大学山岳会の山小屋があり、泊まり登山には最高のルートです。

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霞む山々と雲を見ながら下山開始です。

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ニノ鎖小屋をさらに少し下ったところで見つけた場所です。樹林帯の地味だけど美しい風景に紅葉のアクセントがついていて最高でした。

晩秋の石鎚山

帰りは逆光の紅葉を撮ってみたり

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GRIIのマクロモードで近づいてみたり

晩秋の石鎚山

 K-70で望遠を生かして少し遠くの紅葉した木々を撮ってみたりしました。Untitled

こういう何気ないものの質感がしっかりと伝わる写真を撮れるようになりたいですね。

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天気がよかった石鎚山ですが、午後からだいぶ曇ってきました。やはり登山は午前に限ります。

晩秋の石鎚山

土小屋近くまで来ました。歩道に差し込む光が美しい。この季節になると午後4時はもう夕方ですね。

晩秋の石鎚山

下山後にトランクにザックとカメラを置いて整理してると、光が当たっていい感じになっていたので思わず撮りました。

こういう感じで休日はザックとカメラをクルマに乗っけて自然を巡って癒される人生を送りたいものです。

 

今回はヤマップを使ってみました。

ルートなど詳細な山行記録はヤマップの方でご覧ください。

yamap.com