PENTAXの「カスタムイメージ」を駆使する #7 秋の大学キャンパス 編
忠実色を出すのを担うカスタムイメージ「鮮やか」「ナチュラル」「人物」「風景」のうち、今回は「ナチュラル」でカメラ内現像を行いました。
ホワイトバランス:太陽光 WB±M1B2
カスタムイメージ:ナチュラル
わたしのなかで質感を大事にしたいときに「ナチュラル」は使いたいカスタムイメージの一つです。
ホワイトバランス:太陽光 WB±M2B2
カスタムイメージ:ナチュラル
少し露出オーバー気味に現像しています。
ホワイトバランス:4300K WB±M3A3
カスタムイメージ:ナチュラル
少し冷え込んで最近はもうすぐそこに冬が迫っている感じがしますね。
ホワイトバランス:5100K WB±M2B2
カスタムイメージ:ナチュラル
でも日差しが当たるところはまだまだ暖かい雰囲気の秋。
ホワイトバランス:5100K WB±M2B2
カスタムイメージ:ナチュラル
K-70は測距点が少ないのでこういうときはマニュアルフォーカスを使うのですが、これがなかなか落ち葉にフォーカスを合わせるのが大変で苦戦しました…
参考になるPENTAXオフィシャル記事です。
カメラの仕組みを知れば知るほど面白い。PENTAXはとくにその楽しさを教えてくれるカメラを作ってくれている気がします。
GRIIを持って大塚国際美術館に行ってきた
日本最大級の美術館「大塚国際美術館」に行ってきました。少し前までは日本最大だったらしいのですが、国立新美術館に1位を奪われて現在2位らしいです。しかし、民間財団がこれだけのものを保有しているのは流石としか言いようがないですね。
車で行ってきたので近くの駐車場に車を停めます。
駐車場から美術館までは美術館が運行するバスで行くことができます。
当館は商用利用や作品のみの撮影以外なら撮影可能ということでGRIIを持ってスナップしました。
長いエスカレーターを上がると、そこはまだ地下3階です。はじめに出てくるのは米津玄師が紅白で歌った場所ですね。壮大すぎて「すげー!」としか言えませんでした。こういう場所に来ると語彙力喪失します。
GRIIと美術品の相性が良くて楽しいスナップでした。人の影も相まって美術館の雰囲気そのものが美しい…
ゴッホのひまわりシリーズもありました。再現品とはいえ、これだけ揃うと圧巻ですね。
近代美術が並びます。中学や高校の美術の教科書に載っているようなものもあって、意外と親近感が湧くエリアでした。
ようやく地上に上がったと思いきや、もう日が暮れかけです。閉館時間が近づいているので出口へ向かいます。
どうせならということで大塚食品のマッチを持って撮影。一番良い記念になった気がします笑笑
またバスに乗って駐車場に戻るとちょうどマジックアワーのはじまりで綺麗な鳴門の海が見えました。
急ぎ足で見たので今度来るときはじっくり見て回りたい…中にはレストランやカフェも併設されているのでのんびりするのも良いかもしれません。
GRIIでヨーロッパの街並みを撮ると映えそうと思ってしまったので、少し海外へ行きたくなってしまいました。また浪費癖が止まらない泣…
徳島 栄町をぶらついて中華そばを食べた
徳島市の繁華街である栄町を散策してきました。
徳島は故郷の兵庫から比較的近い距離にありますが、用事がないもので馴染みがなく、かえってとても新鮮な感じで散歩できました。
道路を挟んで屋根付きの歩道とお店が並ぶ様子。地方都市繁華街あるあるの光景ですね。
栄町の路地入り口です。
風俗店が軒を連ねていてなかなかディープな雰囲気です。松山の二番町然りこういうところでスナップするのは結構好きなのです。(キャッチのお兄さんの勧誘を断るのは若干面倒ですが)
少し徳島駅のほうに戻って落ち着けそうな雰囲気の中華そば屋さんを見つけました。
店内は明石魚の棚にある明石焼きの店「たこ磯」に雰囲気が似てて落ち着きます。
肉入り中華そばと焼き飯のセットをいただきました。飽きない美味しい味なので、もし徳島に住んでいたら足繁く通っていたことでしょう。ご夫婦で切り盛りされているのでしょうか、そのお二人のとても優しい接客で心温まりました。ごちそうさまでした。
”瀬戸内海を楽しめる動く公園”こと 広島・呉・松山航路 新フェリー 「シーパセオ」 に乗船した
広島に行く用事があってフェリーに乗ろうとして松山観光港の岸壁に行くと、そこには見知らぬ船がありました…
そういえば8月に風変わりなフェリーが広島・呉・松山航路に誕生したと何かのニュースかで見た気がしました。
名前は「シーパセオ」。「パセオ」はスペイン語で遊歩道という意味らしく、コンセプトは「瀬戸内海の移動を楽しむみんなの公園」です。
乗船します。この航路の在来のフェリーではフェリーターミナルのデッキから一度タラップで岸壁に降りてもう一度タラップで船に乗り込むという無駄な動きをさせられていましたが、新造船では改善されてダイレクトにデッキから船へ繋がっていますね。
KOAGARI(こあがり)エリア
入るといきなりフェリーらしからぬカーペット敷の座席があります。靴を脱いでグループで団らんできそうですね。
フェリーに一般的な進行方向に向かって備えられる座席の横にセパレート空間がありました。
OZASEKI(おざせき)エリア
こちらも靴を脱げるらしく、しかも椅子があるので一番くつろげそうな席ですよね。
前には大きな窓があり、瀬戸内海の雄大なパノラマを楽しめます。窓ガラスに工夫を凝らしてるのか従来のフェリーと比べて景色が見やすい透過性があるような気がしました。
船の中央部には売店がありますが、売店というよりカフェに見えます。とてもフェリーの中とは思えない良い雰囲気です。
1人の時間を楽しめそうな海に面したカウンター席もありました。
外に出てデッキに出ると気持ちいい日差しが溢れます。
客室内に飽きたらベンチに座ると瀬戸内海の空気感じることができます。
引き波のHANARE(はなれ)
最後尾にはまた別の区画がありました。
靴を脱いで中に入るとカーペット敷の座席が並んでいました。
ここから航跡を見ながらゆっくり時間を過ごすのも良さそうです。
全体的にコンセントが多いフェリーですが、この区画にもあってびっくりしました。
階段で上のデッキに上がりました。
開放的なエリアが現れました。
ここだけ切り取るとフェリーのデッキというより、まさに海に面した公園に見えますよね。
しお風のガゼボ
あずま屋があり、潮風を感じながら瀬戸内海の景色を楽しめます。
あずま屋に座ってみる景色はこんな感じ。
うまく切り取れず、写真ではなかなかこのフェリーの魅力を伝えることは難しかったのですが、公式のブログには写真の撮り方があったので今から乗られる方は参考にされるといいと思います。
散策しているうちに呉港の入り口である音戸の瀬戸に進入しようとしてます。ここを抜けると間もなく呉港に到着です。
私は呉で下船。外から見てもフェリーとしては奇抜でもなかなか上品な塗装をしています。
このあとシーパセオは広島の宇品港に向けて呉港を離れて行きました。
運行予定表が発表されているので晴れの日に狙って乗るのをオススメします。
来年の夏には二隻目も登場するらしく、瀬戸内海を楽しむ上での定番になるといいですね。
晩秋の石鎚山へ
10月28日に母を連れて石鎚山に行ってきました。
レンタカーで土小屋まで行き、山行開始です。
なんだかんだでここ4年で5回以上は石鎚山に行き、運転も相当回数したので私の運転です。
今回からGRIIを伴っての山行です。マクロモードで苔や植物に接写できるので山向きのカメラにもなるかもしれません。防塵防滴じゃないのだけは注意しなくてはいけませんけどね。
以下は道中に登山道の脇に見つけた秋のかけらです。
私は手ブレ防止でF2.8開放で撮りましたが、よくよく考えるとシャッタースピード優先で1/100に設定してスナップするといいかもしれませんね。GRIIのデフォルト設定だと1/40が手ブレ限界みたいですが、私の撮り方だと1/40ではブレブレです。手振れ補正機構が付いたGRIIIが欲しくなってきた…
幸いにも晴れてくれたので快適な山行になりました。
二の鎖小屋前の鳥居まで来ました。鳥居に太陽の光が差し込んで神々しい。
終盤は階段の連続です。母はだいぶこれに堪えていました。
最後の木製の階段が始まればもうすぐゴールの弥山です。
頂上社にて4年分のお礼をしました。4年間ほんとうに石鎚山系にはお世話になった気がします。学業でつらい時期もありましたが、何度石鎚山系でリフレッシュできたことか…しばらくは来れないような気がしますが、5年後、10年後にまた訪れたい場所です。
今回は初めて頂上山荘の食堂でお昼を頂きました。石鎚チキンカレー(¥830)を注文。
頂上の天狗岳へは母が怖がっていたので行きませんでした。個々で登山の楽しみ方は違うので致し方なし。
弥山からの眺望で素晴らしいのは、二ノ森・堂ヶ森方面へ連なる稜線です。ニノ森から来る登山道の他に面河渓から来る登山道もあります。どちらにも愛媛大学山岳会の山小屋があり、泊まり登山には最高のルートです。
霞む山々と雲を見ながら下山開始です。
ニノ鎖小屋をさらに少し下ったところで見つけた場所です。樹林帯の地味だけど美しい風景に紅葉のアクセントがついていて最高でした。
帰りは逆光の紅葉を撮ってみたり
GRIIのマクロモードで近づいてみたり
K-70で望遠を生かして少し遠くの紅葉した木々を撮ってみたりしました。
こういう何気ないものの質感がしっかりと伝わる写真を撮れるようになりたいですね。
天気がよかった石鎚山ですが、午後からだいぶ曇ってきました。やはり登山は午前に限ります。
土小屋近くまで来ました。歩道に差し込む光が美しい。この季節になると午後4時はもう夕方ですね。
下山後にトランクにザックとカメラを置いて整理してると、光が当たっていい感じになっていたので思わず撮りました。
こういう感じで休日はザックとカメラをクルマに乗っけて自然を巡って癒される人生を送りたいものです。
今回はヤマップを使ってみました。
ルートなど詳細な山行記録はヤマップの方でご覧ください。
秋の夕暮れ 高浜散歩
今日は用事がなくなってしまったのでぶらりと伊予鉄に乗って高浜を散歩することにしました。
郊外電車 高浜線は観光路線というより完全な生活路線なので、夕方の時間帯は沿線の生活感を感じられて情緒があふれています。
梅津寺駅で扉が開くと光があふれてきました。これだから海が西側に開ける鉄道路線の夕方は堪らない。
終着駅の高浜駅にはまだ売店が残っています。隣には公衆電話があったりと時代に取り残されたような空間です。
目の前にはすぐ高浜港があります。
夕方の日がだんだんと低くなってきてスナップが捗る季節になってきましたね。
高浜港からは幾度か興居島に渡りました。島キャンプをした日が懐かしい…
歩き出してふと振り返ると淡い夕方の光が…
高浜はいつ来ても釣り人が多い。釣りも始めてみたい趣味の一つ。
目的地の白石龍神社に到着。ローポジション気味に撮ります。
瀬戸内なのでやはりフェリーは多い。フェリーは夕焼けによく似合いますね。
三脚ポトレ。カメラの肩に光が当たっていい感じです。
ローポジションに望遠レンズのセットは重機関銃みたいになりますね…
GRIIでローアングルスナップ。こういうときどちらの写真を選べばいいのか分からなくなります。なのでどちらも貼っときます。
今回はこの写真が撮りたくて来ました。夕焼けに照らされた水面。こういうシンプルなものを上手く撮れるようになりたい。
日が暮れてきたので帰ります。
夜は自販機を撮るのが自分の中での最近の流行です。
何気ないこういう看板もGRIIなら何気なくスナップしたくなります。
高浜駅には着く頃にはすっかり夜になりました。
また伊予鉄に乗って帰ります。
街中から片道17分でここまでリフレッシュできる景色を観られるのも松山ならではでしょうか。
伊予鉄道 城北線の日常
松山には路面電車が走っています。伊予鉄道、通称“いよてつ”という名で親しまれています。
一体的に運行されているのでわかりにくいですが、市内電車には下記の5路線が存在します。
今回はその1路線である城北線の日常を撮りに行きました。
実はこの路線だけ他が軌道法で運用されているのに対し、鉄道事業法で運用されているという違いがあります。
かつて松山には伊予鉄道と松山電気軌道という2社が競合しました。当時松山に来る主要交通機関は大阪と三津浜を結ぶ汽船でした。その三津浜と道後温泉を結ぶ路線は当初は松山の財界が設立した伊予鉄道がありましたが、これに対し三津浜の財界が対抗して設立したのが松山電気軌道です。熾烈な争いを繰り広げましたが、最後は松山電気軌道が伊予鉄道に吸収合併されて今日に至り、松山電気軌道をルーツに持つ路線もいくつかあります。。この城北線もその一つで当時は今よりも少し北の今で言う樋又通りを走っていたそうです。それから移設されて今日の路線に至っています。
市中心部を走る他路線と違って住宅地や病院、大学や高校といった学校周辺を走る城北線はどこかローカルな雰囲気が増します。
朝夕はやはり学生の利用者が多いですね。雨の日は普段は自転車通学の学生も乗るので結構満員となります。たまに2本連続(いわゆる続行運転)で来たりもします。
単線なのでいくつかの駅で列車交換を行なっており、撮影地の鉄砲町駅もその一つです。
10分に1本のそれなりに高頻度な運行なので便利ですね。
適度に草が生えた線路を走る様子は併用軌道とはまた違った趣があります。
大学がすぐ近くなので周辺一帯は学生街です。なので古く情緒があるように見えますが、平均年齢は低い街で活気があります。
小さな電車と小さな駅、見慣れすぎてなかなか気づかないのですが、めちゃくちゃエモい景色ですよね。
軽快なジョイント音が心地よく街に響き、ゆったりとした時間が流れます。形を変えながらでもこの情景が末長く続きますように…